一之宮の参拝につきまして




私は今から6年前の2011年5月30日に日本全国の旧諸国(六十八ヶ国)の一之宮巡礼を無事に成し遂げることができました。

同時に人が「大嫌い」な私は『誰もいない境内の写真を撮る』ことに執念を燃やし、朝イチダッシュをすること40数回。日本全国の一之宮の誰も人がいない境内の写真を撮ることにも成功しました。

これで「めでたし、めでたし」と言いたいところですが、実は一つだけ「とても」気になって喉につかえていることがあります。

それは駿河国の一之宮である『富士山本宮浅間大社』がその名の通り、富士山をご神体としているように、全国の一之宮の中には「山」をご神体としているところが少なくありません。

こういう「山」をご神体としている一之宮は「その山」の「山麓」に『本宮』が建立されていて、山の山頂付近に『奥宮』が建立されているのが一般的です。

ところが出羽国の一之宮である『鳥海山大物忌神社』と越中国の一之宮である『雄山神社』の二社は山麓に建立されているのは「里宮」であり、山の山頂に建立されているのが『本社』とされています。

つまり『鳥海山大物忌神社』と『雄山神社』の二社については山頂付近にある『本社』を訪ねないことには『正式参拝』をしたことにならないのではないかという疑問が生まれるわけであります。

しかしながら、全国の一之宮を参拝したという方でもこの二社の山頂付近にある『本社』を参拝しているケースはほとんど皆無に等しいと思われること、日本人で初めて日本全国の一之宮参拝を成し遂げた偉大なる先駆者で江戸時代の神道家である橘三喜もこの二社の山頂の本社には行ってないこと、実際に山頂への登山なんか『できるわけねーべ!』と思っていたことなどから『この問題』についてはスルーをしてきました。

と言っても本当にこのままでいいのか?やはり『鳥海山』と『立山』の山頂付近にある「本社」への参拝を試みなければならないのではないかと思っている今日この頃。

 

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