濃溝の滝(亀岩の洞窟)
所在地→千葉県君津市笹
滝へのアクセス→車を停めてから3分で到着。
滝との密着度→滝壷まで行ける。
滝を見た時の感激度→☆
濃溝の滝は「滝(川)がトンネルの中を流れて落ちてくる」摩訶不思議な景観の滝である。
なぜこのような景観が生まれたのかというと、実はこの濃溝の滝は川廻し(かわまわし)という工事により生まれた人工的な滝だからなのである。
この聞き慣れない「川廻し(かわまわし)」とは川が湾曲したくびれの部分をトンネルまたは切通しによって流れを変えて短絡させた河川工事のことである。
尚、一般的に川の上流は標高が高く下流は低いため、川廻し(かわまわし)で川を短絡させた時に「川の高さに差ができて」「小さな滝ができる」ことがある。
この濃溝の滝も川廻し(かわまわし)という工事によって生まれた人工的な滝であるのだが、素掘りの素朴な姿を留めていて、独特な景観となっている。
そんな景観が近年では「まるでジブリの世界」としてSNSで話題となり、現在では房総半島では押しも押されぬ一大観光スポットとなっている。
確かにトンネル越しに太陽光線が射すと幻想的な景観を目にすることができる。
特に3月と9月のお彼岸時期の早朝の時間帯には洞窟から差し込む光が水面に反射し、ハート型を描き出すことで有名である。
四季折々の滝を巡る旅のトップページへ
関連記事(人工の滝)
最新情報をお届けします
コメントを残す