群馬県、栃木県、埼玉県の『三県境界』&道の駅きたかわべ(かぞわたらせ)
『三県境』とは、3つの県で構成される1ヶ所の県境である。
三県境は全国で40ヶ所以上あるが、そのほとんどが山の山頂や尾根や河川上であったりと、歩いて行けるところにはない。
しかし、この群馬県板倉町、栃木県栃木市(旧藤岡町)、埼玉県加須市(旧北川辺町)の三県境は、全国で唯一といえる歩いて行ける平地に存在している。
尚、以前はこの三県境も他の三県境と同じように河川上にあった。
しかしながら、以前の渡良瀬川は現在の栃木市と板倉町の行政界を流れ、その一部の河道は曲がりくねっていて「海老瀬の七曲がり」と呼ばれ、洪水の際に幾度も破堤していたため、明治43年から着手された渡良瀬川の改修工事のなかで、その河道を現在の渡良瀬川の河道に変える工事が行われ、大正7年通水した。
これにより「海老瀬の七曲がり」と呼ばれた河道は廃川となった。
また、現在の加須市と板倉町の行政界を流れ、渡良瀬川の「海老瀬の七曲がり」に合流していた谷田川も、渡良瀬川の改修工事と併せ一部河道を変えることとなり、これにより、三県境となっていた渡良瀬川の海老瀬七曲がりと谷田川の合流箇所は廃川となった。
その後、この周辺は渡良瀬遊水地の造成工事により発生した土砂で埋め立てられ、耕作地として整備が行われ、現在のような日本で唯一の平地にある「歩いていける三県境」となったとのことである。
現地の駐車場から三県境までの道のり
尚、三県境の側を走る県道9号線・佐野古河線は栃木県佐野市から茨城県古河市に至る延長約18キロの主要地方道で、この道を北から走ると、群馬県→埼玉県→群馬県→栃木県→埼玉県とわずか1分で短い距離で次々と目まぐるしく県境を越えて3県を瞬く間に通過するという体験をすることができる。
また、さらに埼玉県に突入してわずか3分後には茨城県へと突入して合計4県を経由して通過するという貴重な体験が可能である。(その様子を動画に撮っているのでご覧下さい!)
三県境の近くにある『道の駅きたかわべ(かぞわたらせ)』
ちなみに、三県境の近くには『道の駅きたかわべ(かぞわたらせ)』があり、現在ではメチャメチャ『三県境推し』がされている。
道の駅きたかわべ(かぞわたらせ)から三県境までは450m!
道の駅の売店の名前は「三県境ショップ・さいぐんと」
どうやら「3県のイイトコロがたくさんつまったお店」のようです。
ここでは群馬県、栃木県、埼玉県の三県それぞれのおみやげコーナーがあります!
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