「海に直接落ちる」大変珍しい『海岸瀑』である「対馬の滝!」
対馬の滝は伊豆半島を代表する観光地の一つである城ヶ崎海岸にある「滝の水が海に直接落ちる」大変珍しい『海岸瀑』である。
このように滝の水が海辺に直接流れ落ちる滝というのは全国的に見ても非常に数が少ない。
そうは言っても「海の近くに落ちる滝」はそれなりに数がある(とは言え、全国的にも20本あるかないかくらいだと思う)が、この対馬の滝のように「完全に滝の水が海に直接流れ落ちる滝」は私のつたない滝人生の中では『屋久島のトローキの滝』以外にはお目に掛かったことがない。
尚、実は、この対馬の滝は海に直接滝の水が流れ落ちているという珍しい海岸瀑であると同時に、そもそも滝の水が流れていることがほとんどないことから『幻の滝』と呼ばれている滝でもある。
つまり、この対馬の滝は「水が流れていることの方が珍しい滝」なのである。
ということで、もう一度整理をするとこの対馬の滝は「そもそも数が非常に少ない滝の水が海に直接流れ落ちる海岸瀑」であると同時に「滝の水が流れていることがほとんどない」という二つの『大変珍しい』ことが重なり合ってできている『とても希少価値のある滝』なのである。
ちなみに水が流れているといってもせいぜいこの程度の滝のようである。
では、この滝が満足するに足る水量の時に見るためにはどうすればいいのか?答えは簡単で雨が降った後に訪ねればよいのである。
しかしながら、少々の雨が降った後では流れていなかったというレポもチラホラある。
ということで、私は台風一過の時を狙って訪ねたところ、狙い通り豪瀑と化した対馬の滝を目にすることができた。
海は荒れて、波風が立ちまくり、押しては返す高波の中に、豪瀑と化した滝の水が豪快に注ぎ込むその姿はとんでもない迫力があり、見ていていつまでも飽きることがないといった感じで滝マニア冥利に尽きるものがあった。
所在地→静岡県伊東市八幡野
おまけ:対馬の滝の上流部分
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