旧女川交番(東日本大震災の震災遺構)




旧女川交番(東日本大震災の震災遺構)

旧女川交番は昭和55年に建設された鉄筋コンクリート2階建ての建物で、被災前は1階が交番、2階は休憩所として使われていた。

東日本大震災で女川町を襲った津波は14、8mに達し、女川交番は津波の引き波により、基礎部分の杭が引き抜かれた状態で横倒しとなっている。

鉄筋コンクリート造の建物が大規模な津波により倒壊、転倒したという事例は世界的に見ても少なく、現在、満潮時には30cm程度浸水し、建物の上部には漂流物による損傷等を見ることができる。

尚、女川町には震災遺構となり得る津波で転倒した鉄筋コンクリートの建物が3件(女川サプリメント、江島共済会館、女川交番)あったが、平成26年3月に女川サプリメントが、平成27年1月には江島共済会館が解体撤去され、女川交番のみが震災遺構として保存されることになったという。

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