上野三碑(山上碑、多胡碑、金井沢碑)




上野三碑(山上碑、多胡碑、金井沢碑)

上野三碑は古代上野国(現在の群馬県)に現存している飛鳥時代・奈良時代に造立された日本最古級の「山上碑」「多胡碑」「金井沢碑」の三つの石碑の総称である。

日本国内に現存する平安時代以前の古碑は18例に過ぎないとされているが、上野三碑はいずれも現在の高崎市内にあり、半径わずか1.5キロの中に古代史の一級史料である日本最古級の石碑が三つも集中していることはきわめて特筆されるべきことであり、その歴史的価値の高さからいずれも国の特別史跡に指定されている。

また、2017年10月にはユネスコの世界記憶遺産(世界の記憶)に登録された。

山上碑

建立年→681年

所在地→群馬県高崎市山名町山神谷2104

長利という僧が母の供養のために建てた碑。完全な形で残る石碑としては日本最古の石碑である。碑文はすべて漢字で書かれているが、日本語の語順で読むことができる。

多胡碑

建立年→711年

所在地→群馬県高崎市吉井町1095

711年に上野国に多胡郡という郡が新たに新設されたことを記念して建てられた碑。栃木県の那須国造碑、宮城県の多賀城碑とともに日本三古碑の一つとされる。

金井沢碑

建立年→726年

所在地→群馬県高崎市山名町金井沢2334

三宅氏という一族が先祖供養と子孫繁栄を願って建てた碑。碑文は冒頭に上野国群馬郡下賛郷高田里とあり、群馬という文字が在地で使われた最古の史料でもある。

 

 

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