弥勒の滝(みろくの滝・スヌーピーの滝)




弥勒の滝(みろくの滝・スヌーピーの滝)

所在地→青森県三戸郡田子町南来満国有林

滝へのアクセス→車を停めて5分で到着。

滝との密着度→滝壺まで行ける。

滝を見た時の感激度→☆☆☆☆☆

その姿から「スヌーピーの滝」などともいわれ、とかくその姿のユニークさばかりが強調される滝であるが、一目見てその大きさにビックリさせられる滝である。

「スヌーピー」のイメージからくる先入観がそうさせていたのか、こじんまりとした小さな滝だと思っていたのだが、実物は想像していた以上に遥かに大きい滝だなぁ~というのが初対面時のいつわらざる感想だった。

実際のところ、落差は30mとそう大きな滝ではないはずなのだが、二度目、三度目の訪問時も同じように一目見た時の感想は「やっぱり大きいなぁ~」であった。

ちなみにこの滝の本当の魅力は滝の直下まで行ってみないと理解できないので、是非遠望だけで済まさずに、スヌーピーの顔の真下まで足を伸ばして登って行ってほしい。

なぜならば、その滝の水が岩肌に沿って、なだらかな曲線を描きながら飛沫をあげながら白糸を引いたように流れ落ちる様子は何とも形容し難いほど美しいからである。

こうしたように、この滝は岩の上を幾条もの細い糸が流れるように見えるため、別名「ソーメンの滝」とも言われているとのことである。

いずれにしてもただ一目見て帰るのではなく、この滝の岩を登って色々な角度から観てみると、その表情もまた変わって見えるので、是非じっくりと堪能してほしい滝である。

おまけ:滝と人物比較

弥勒の滝の由来(現地の看板より)

室町時代の初期のころ「キュウ岳坊」と呼ばれるお坊さんがこの近くの村にたどりつきました。

村人の一人が哀れに思い、このお坊さんに食べ物を差し出したところ、断食修行中なのでそれら一切断りつづけたのです。

何日かして村人は、餓死してしっているそのお坊さんを見つけました。村人はとても悲しみ、お坊さんを弔う事になり、中岳に慰霊碑を建てました。

みろく菩薩を信仰していたこのお坊さんにちなんで、いつしかこの滝を「みろくの滝」と呼ぶようになりました。

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