東寺(教王護国寺)五重塔




東寺(教王護国寺)五重塔

総高  54.84m
建立年  正保元年 (1644年)
文化財指定  国宝
建築様式  和様(復古調)
構造形式  三間五重塔姿。本瓦葺

塔の歴史

興福寺は法相宗の大本山で藤原氏一門の教王護国寺は平安京がつくられた時に官寺として延暦15(796)年に創建されたが、火災のため焼失、その後、豊臣、徳川両氏により今日の形に復興した。

塔は天長3(826)年に建立されたが、その後、度重なる火災により焼失再興を繰り返し、現在の塔は正保元(1644)年に再興された6代目のものである。

私の感想・コメント

日本に現存する五重塔で最大最高の塔である。不細工で安定感がなく著しくバランス感覚に欠いたものが多い江戸期の五重塔の中では屈指の名塔だといえる。

また、最大最高の塔というだけあってその重厚な迫力にはただただ圧倒されるが、私がこの五重塔を本当に大きな塔だなあとまじまじと実感する瞬間は、境内から見上げている時ではなく、実は周辺道路を車で走っている時に突然その姿を表した時である。

(境内から眺めていると、境内自体が広いせいなのか、なぜか塔そのものはそこまで(最大最高の塔)大きな塔という実感が湧かない。感覚的にいえば興福寺五重塔の方が大きいと思える。)

所在地→京都府京都市南区九条町1

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