浮浪の滝(&鰐淵寺奥の院・蔵王堂)




浮浪の滝(&鰐淵寺奥の院・蔵王堂)

所在地→島根県出雲市別所町148

滝へのアクセス→鰐淵寺の受付から10分程度で到着。

滝との密着度→滝壷まで行ける。

滝を見た時の感激度→☆☆☆

浮浪の滝は鰐淵寺の境内にあり、どうして?どうやってあんな岩壁の中にお堂を造ったのだろうと不思議に思えるお堂(蔵王堂)の前に落ちる滝である。

落差は15mとも18mとも言われているが、体感的には30mくらいに思える滝で、滝の裏の岩窟の中にまるではめ込まれたかのようにつくられているお堂に登って行くのは容易ではない。

しかしながら、滝壺から滝が落ちてくる様子とお堂を合わせて観ることができるのはこの滝ならではのものであり、とても神秘的で幻想的な空間を醸し出している。

但し、水量に難があるのがとても残念な点であるので、訪ねるならまとまった雨が降った後を狙うのがいいだろう。

尚、この浮浪の滝がある鰐淵寺は山陰屈指の天台宗の古刹であり、智春上人が浮浪の滝のほとりで修行をしている時に誤って滝壺に落としてしまった仏器を鰐(ワニ)が上人に返したことから鰐淵寺と称することになったと伝えられている。

また、浮浪の滝は修験者の守護神「蔵王権現」の聖地とされ、滝の中程に蔵王堂が建てられていて奥の院とも称され、かの武蔵坊弁慶もこの滝に打たれて修行したと伝えれている。

いずれにしても常時水量に恵まれてなく、しっかりと水が流れている姿を目にすることが極めて困難であるのが返す返すも残念な滝である。

ちなみに私は連日の大雨が降った後にうまく訪ねることができた。

その際は下流の沢も怖いくらいに大増水してたのでこれはイケると思った。

浮浪の滝へと至る道も水が溢れて流れているところも多々あり、完全に水没していたところや、川のようになっているところがあったので、ワクワクドキドキしながら進んだ♪

そして、予想通り、水量バッチリの浮浪の滝を目にすることができた!

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