その建築様式は⽇本で唯⼀!『四⽅懸造』の『笠森観⾳』とは?




その建築様式は⽇本で唯⼀!『四⽅懸造』の笠森観⾳(笠森寺の観音堂)とは?

千葉県の⻑南町にある坂東三⼗三観⾳霊場の第三⼗⼀番札所でもある笠森寺には「⽇本で唯⼀の特異な建築様式」である『四⽅懸造』の観⾳堂があるとの噂を聞き付けましたので、早速レポートをしてみたいと思います。

そもそも「懸造り」って何?

急峻な崖や山の斜面にへばりつくように建てられた寺院建築を、「懸造り(かけづくり)」、「懸崖造り(けんがいづくり)」、もしくは「崖造り(がけづくり)」という。山がちで平地の少ない国土を克服するために生み出されたのか、世界ではあまり見られない日本独特の建築様式のようである。仏教の一派に山岳修行を行う密教や修験道もあるように、仏や観音様というのは岩屋や崖などに安置されることが多く、そこにお堂を建てて祀ると、必然と懸造りになっていくのだという。

出典:日本の懸造り

⽇本を代表する懸造(かけづくり)といえば、⾔わずと知れた京都の清⽔寺にある「清⽔の舞台」が有名です!

清⽔の舞台はイチイチ説明する必要がないほどに有名ですね!

では笠森観⾳の『四⽅懸造』とは⼀体どんな建築様式なのでしょうか?まずは⼆代⽬歌川広重が描いた『諸国名所百景 上総笠森寺岩作り観⾳』の浮世絵を⾒てみましょう!

笠森観音でもらえるパンフレットにも載っている浮世絵。ものすごく誇張はされているものの、 岩山を取り囲んだ「四方懸造り」の雰囲気をよく表している。

出典:日本の懸造り

皆さんも『四⽅懸造』がどんな建築物なのかイメージができましたか?

では準備が整ったところで観⾳堂を訪ねてみましょう!

笠森観音は坂東三十三観音霊場の第三十一番札所で正式名称は笠森寺です。

この笠森観音は延暦3(784)年に、最澄が観音像を刻み、山頂に置いたのが始まりと伝えられていて、巨大な岩の峰上に建てられた観音堂はそれぞれ高さが違う61本の柱で支えられた四方が舞台造りという日本で唯一の特異な建築様式である『四方懸造』で国の重要文化財となっています。

その四方に脚を下ろし、空中に浮かんでいるかのような観音堂には75段の急峻な階段を登ると上がることができ、四方に巡らされた回廊からは房総の山々を見ることができます。

尚、この観音堂は後一条天皇の勅願で長元元(1028)年に建立されたと伝えられてきましたが、昭和35(1960)年の解体修理の際に発見された墨書銘から桃山時代に建立(再建か?)されたものであることが判明したとのことです。

では実際に観⾳堂に登ってみましょう!

観音堂に登る際には土足厳禁です!

かなり急な階段です。

さらに登っていきます。

⾒ているだけでも⽬が回ってしまいそうです。

登って⾏くだけでも⼀苦労もふた苦労もあります。

階段から観⾳堂の下の部分を覗いてみました。本当にスゴいです。

ようやく観⾳堂に到着しました。

観⾳堂から下を覗いてみました。やはり⽬が回りそうです。

観⾳堂の四⽅に巡らされた回廊を⼀周してみます。

観⾳堂の堂内は撮影禁⽌なので、気になる⽅は是⾮ご⾃⾝の⽬で確かめて下さい。

観⾳堂を⼀周しました。ちなみに観⾳堂に安置されている御本尊の「⼗⼀⾯観世⾳菩薩」は午と丑の年に御開帳されることになっているそうです。

今度はさっき登ってきた階段を降りて⾏きます。⼿摺りがないと降りて⾏けないような急な階段です。

慎重に降りて⾏きます。

それにしても本当にスゴい⽴地に建っていますね。

階段からは観⾳堂を⽀えている柱の様⼦を間近に⾒ることができます。

よくこんなところにお堂を建てたよなぁ〜とつくづく感⼼します。

技術の粋を集めて造られたことがよくわかりますね!ただただ圧巻です!

せっかくの『四⽅懸造』なので、正⾯以外からも⾒てみましょう!

正⾯向かって右側の真横から⾒上げてみた。

さらに真後ろの⽅に回り込んでみましょう。

真後ろに回ってみた。う〜ん・・・。何も⾔えねぇ〜。

さらに進んでみた・・・。みなまで⾔うな・・・。

気を取り直して正⾯真下から⾒上げてみた。

正⾯向かって左側の真横から⾒上げてみた。で、電柱、電線が・・・。

さらに進んでみた。やっぱり電線が・・・。

さらに進んで正⾯向かって左側から観⾳堂を⾒上げてみた・・・。

さー、気を取り直して最後にもう一度正面から⾒てみましょう!

いかがでしたか?是⾮皆さんも房総半島を訪ねた際には併せて笠森観⾳も訪ねてみてはいかがでしょうか?でも真正⾯以外のところには回り込まない⽅がいいかも知れませんが。。。

所在地→千葉県⻑南町笠森302

 

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