遊子水荷浦の段畑(遊子水ヶ浦の段畑)




遊子水荷浦の段畑(遊子水ヶ浦の段畑)

遊子水荷浦の段畑。水荷浦は愛媛県宇和島市の三浦半島の北岸にある小さな岬で集落の後背地に作られている段々畑の景観は大変見事なものである。

(※水荷浦では段々畑のことを「段畑」と呼んでいるとのことである。)

その「岬全体」を埋め尽くすように段々畑が作られ、まさに『岬全体が段々畑』といっても決して過言ではない雄大で壮大な景観には度肝を抜かれるものがある。

尚、以前は宇和海一体で見渡す限りの段々畑の景観が至るところで目にすることができたそうであるが、現在ではそのほとんどが耕作放棄をされて野に埋もれており、往時の様子を伝えているのは、わずかにこの水荷浦のみだけになってしまったとのことである。

それゆえにこの遊子水荷浦の段畑は何物にも代え難い大変貴重な景観であり、国の重要文化的景観の指定も受けているという。

この遊子水荷浦の段畑は、最も高い所で標高約60m、その段数は60段を数えるといい、山の斜面の頂上部に至るまで段々畑が作られている景観はただただ圧巻である。

その平均勾配は約40度であるといい、畑地の縁辺を成す石積の高さは平均1m以上にも及び、その細長い一段、一段の畑の幅はわずかに1mほどであるため、段々畑の上から真下を見下ろすと身の毛がよだつものがある。

大自然の造形で行く手を遮るようにそびえ立っている断崖絶壁などは目にすることが多々あるが、これはすべて人の手によって作られたものであることにまず何よりも驚かされる。

また、遊子水荷浦の段畑を散策していると作業をされている方を見掛けることも少なくないのであるが、よくあんなに高度感がある狭いところで作業ができるものだと感嘆させられてしまう。

現在では大変ありがたいことにコンクリートで舗装された遊歩道?が作られていて、この遊子水荷浦の段畑を下から上まで、そして隅々まで余すところなく歩いて散策をすることができる様になっていて、段畑の山頂付近から「段畑と集落と宇和海」を「見渡し、見下ろす景観」は本当に素晴らしいと心の底から思える絶景となっている。

所在地→愛媛県宇和島市遊子

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