明浜地区狩江(狩浜)の段々畑
この段々畑は狩江地区の後背地の山の斜面に階段状の田んぼが作られているものである。
段々畑の中には車が通れる道が整備されているので、その農道を利用して段々畑の中をぐるぐると散策することができる。
すると、下(集落)から見上げている分には特筆すべきものではないと思っていた段々畑が実は集落の後背地の山の斜面すべてを埋め尽くすように階段状に田んぼが作られているということが初めてわかるのである。
その「山そのもの」が段々畑となっているかのような景観はただただ圧巻である。
ふと、この段々畑は何段あるのだろうか?と思い、数えてみることを試みてみたもののとてもじゃないが数え切れるものではなかった。
数えることですら気が遠くなりそうなこの段々畑を作るのに一体どれだけの年月と労力を要したのだろうか?想像もできない。
尚、この段々畑の中で車で登って行くことができる一番奥の高いところからの眺望は海を背景に段々畑を見下ろすことができ、その雄大な景観は絶景であるとしか言いようがない。
さらにこの段々畑を散策していたところ、もう50年やっているという方にお話をお伺いすることができた。
往時はこの倍くらいの田んぼがあったが年々減ってきてしまっているそうで、今は山になっているところにも石垣があるとか、その方自身も後継者がいないので、死んだらウチの田んぼも終わりであるとか色々とお話を聞かせてもらった。
所在地→愛媛県西予市明浜町狩江
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