「岐阜のマチュピチュ」と呼ばれている『天空の茶畑』
天空の茶畑。この天空の茶畑は岐阜県揖斐川町の春日六合の上ヶ流(かみがれ)地区にあり、上ヶ流地区を訪ねるためには県道32号線から細く勾配の急な曲がりくねった山道を上り詰めること約3キロの道のりである。
本当にこの先に何かあるのだろうか?と心細く不安になりながら走ること約10分。すると一気に展望が開けて辺り一面に茶畑が広がっている景観が目に飛び込んできた!そここそが目指していた上ヶ流地区であり、まさに人里から遠く離れ、隔世された「桃源郷、隠れ里」といった趣がある。
尚、この見渡す限りの茶畑は以前からあったものだが、上ヶ流集落の方が町起こしのためにボランティアで約1年掛かりで山道(天空の遊歩道)を整備して2016年3月に天空の茶畑の全景を俯瞰できる絶景ポイントを開放したという。
現在では週末や休日になると大勢の方が訪ねてくるようになったといい、集落の方がボランティアで駐車場への誘導や絶景ポイントまでの道案内などをしていて、何かあるといけないので最後の一人が山を降りてくるまで見守っているそうである。
私が訪ねた時はまさにその最後の一人となってしまったのだが、おかげで上ヶ流地区の区長さんとその日一日ボランティアをされていたご家族の方に色々とお話を伺うことができた。
集落の皆さんで一年掛かりでこの天空の茶畑への道を整備されたこと、集落の方がボランティアで案内をしていることなど苦労話をお聞かせ下さり、現地の看板、トイレ、木の枝で作った杖など何から何まで上ヶ流集落の方たちのボランティア・手作りで維持管理されているものであることを知り、その熱い志にとても感動した。
所在地→岐阜県揖斐川町春日六合
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