御前岩
御前岩。その昔(元禄五年)、天下の副将軍・水戸光圀公が領内検分の折り、御前岩をご覧になられると『これは誠に天下の奇岩じゃ』と驚かれ『かかる(破廉恥な)ものを衆目にさらすことはよろしからず』と土地の役人に命じて、御前岩の対岸に竹を植えさせたという。
この竹は腰巻竹と呼ばれていて、確かに県道からは御前岩が直接見えないようにさえぎられている。
(この腰巻竹は現在でいうところのモザイクの役割を果たしているようだ。)
さて、前振りが長くなったが、現物はまさに『おま☆こ』を生き写したかのような奇岩であり、岩の中央部はパックリと穴が開いていて一本の深い筋が通っている!
さらにヒラヒラのようなものまで付いている!
まさにパーフェクト!
大自然の造形は時として人智を超えることがあるのだと心の底から感動を禁じ得ない。
また、以前は御前岩の中程から霊水(聖水)がしたたり落ちてその水は月に一度紅色をおびていたとのことである。
言い伝えによると、同じ那珂川町内の大字大内久通地区にサイマラ淵という淵があり、川岸には巨大な男根石があり「オンマラ様」と呼ばれていたという。
その「オンマラ様」は「御前岩」と情交があったとのことであるが、明治の末期に大洪水があった時に誠に残念ながら崩れてしまってサイマラ淵に沈んでしまってとのことである。
それを知った御前岩は悲しみのあまり、霊水に月ごとの変化は見られなくなってしまったとのことである。
尚、御前岩の上には小さな祠があってそこには木や石で作った男根が奉納されていて、祈願すると子宝、安産、婦人病、五穀豊穣、商売繁盛、健康長寿に大変ご利益あるとのことである。
もう1つの御前岩物語(現地看板より)
御前岩の頂上には、石のの祠があり岩姫様が祭られております。その昔、岩姫様には、契りを交わした隣村に住むサイマラ様がいました。それは、大変仲むつましいお二人で、離れてはいても一緒になる日を心待ちにしておりました。
しかし、その年大洪水が村を襲い、サイマラ様がのみこまれ崩れ落ちてしまいました。岩姫様は、嘆き悲しみ、大雨は幾日も降り続いたそうです。
ある時、子供を授かっていることを知った岩姫様は、サイマラ様に感謝し玉のような子供を産みました。サイマラ様は、鯉の化身となって今も岩姫様を見守り続けています。
御前岩の岩姫様にお参りすると、たちまち子宝に恵まれると言い伝えられて大切に祭られております。
所在地→栃木県那珂川町大山田下郷2766
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