社殿の真後ろに存在感抜群の巨岩がそびえ立つ『五輪石稲荷神社』




社殿の真後ろに存在感抜群の巨岩がそびえ立つ『小倉山五輪石稲荷神社』

五輪石稲荷神社は福島市にある神社である。

社殿は小さくてこじんまりとしているが、この神社の見所は何といっても社殿の真後ろにそびえ立つ五輪石と呼ばれる存在感抜群の巨岩である。

その名の通り?5つの石が積み重なっているかのような奇岩で自然にそうなったのか、人工的に積み重ねられたものなのかは判然としない。

また、実際には5つ以上の石があり、どの石を指して五輪石なのかもよくわからない。

尚、上の2つの石は下から見上げると実に不安定な状態で積み上げられているように見える。

しかしながら、これまでに何度となく地震などにも見舞われたであろうことは想像に難くなく、それでも今日まで倒れることなくその姿を留めているため、その不安定な見た目とは違って、実はしっかりと安定しているということであるのだろう。

五輪石を真横から見てみた。下から見た時と違う印象で以外としっかりと安定しているのかも知れない。

反対側からも見てみた。

社殿の真後ろにそびえ立つ五輪石は物言わぬ「巨人」「ゴーレム」「守護神」「守り神」のようにも見える。

小倉寺五輪石稲荷神社を入口?から

ちなみにこの神社と五輪(オリンピック)とは何の関係もないとのことである。

現地の看板より

小倉寺五輪石稲荷神社

五層にうち重なった巨石の量感に圧倒させられるが、この巨石を五輪石と呼んでいる。

福島の神社帳(明治十一年)には小倉寺稲荷田のこの稲荷神社は蒼稲魂命(ウカノミタマノミコト)を祭神とする小倉寺村々社八幡神社の境外末社であるという。

また稲荷神社より一段下がった右手に狩猟神・農業神・武神として信仰をあつめている諏訪神社がある。

鳥居を過ぎると左手に昔風に言う「お籠堂」に該当する建物がある。

現在は祭礼の際の「直会(ナオライ)」の会場として使用されている。

平成の現在にあっては講中は二十数名である傍らに約七十センチの碑が立っている。

「昭和八年四月」「奉納五輪石稲荷神社籠堂敷地」「鳥谷野 羽田保口」と刻まれているので、多分籠堂建設に際して敷地を寄付したことを伝えているものと思われる。

所在地→福島県福島市小倉寺稲荷山28

 

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