五重塔・三重塔は何階建てなのか?
塔を見上げていると、しばしばこの塔に登ってみたいという感情を抱くことがある。
しかし、実際には多くの塔の内部は吹き抜けのようになっていて、人が登って景色を眺められるようにはつくられていない。(といっても、内部構造がどうのこうのという前に五重塔・三重塔の中はどこに行っても基本的に非公開で立ち入り禁止であるのだが…)
屋根の数を数えてみると、五重塔は五階建て、三重塔は三階建てのように見えるが、実際には一階建て、つまり「五層一階(三層一階)」の建築物なのである。
しかし、そうはいっても、通常五重塔・三重塔の各層には窓があり、二層から上の各層には匂欄(高欄)と呼ばれる手摺りがついていることが多い。
が、これらについても実用的なものではなく、塔の姿を整えるための飾りなのである。つまり、塔は登って外を眺めるためのものではなく、外から眺めるための建築物なのである。
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