何もない無機質な空間で「この世の果て」であるかのような『五根緒の石塔』
五根緒の石塔は「五根緒集落」の南東にある「塔ノ鼻」という岬に積み立てられている4基の石塔である。
「塔ノ鼻」は岩盤がむき出しとなっている殺風景と海以外には何もない無機質な空間で『この世の果て』『最果ての地』といった感じのする場所である。
実際に対馬は隣国と国境を接している「日本の果て」であり、より一層そういった感慨を深く深くさせるものがある。
この石塔がいつ頃から存在しているのかは不明であるということであるが、石塔がある場所は「塔ノ鼻」という地名が付いていることからも古くからこの石塔があったのではないかと思われる。
尚、同じように海岸沿いにある「木坂や青海のヤクマの塔」が台風で海がしけると大波により崩れてしまうのに対して「五根緒の石塔」は海からは高いところにあるので、いつ訪ねてもきれいに積まれている状態であるという。
所在地→長崎県対馬市上対馬町五根緒
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