エメラルドグリーンに輝く!「有珠山金比羅火口群」の「有くん火口」
「有くん火口」は有珠山の噴火活動によってできたエメラルドグリーンの湖面が神秘的な火口湖である。
2000年3月31日に始まったの有珠山の噴火では金比羅山の斜面に次々と火口が形成された。
その中でも最大の火口が「有くん火口」の火砕丘で、木の実沢に張り出した火砕丘の下に建物や噴火まで信号を送っていた地震計が埋まっているという。
有くん火口は激しい地響きを伴い、太めの噴煙を数百メートルの上空に噴き上げ、噴火終息後に火口内に一時約40度の多量の温泉水が溜まったが、現在はエメラルドグリーンの青い水をたたえた火口湖となっている。
火口湖はなぜきれいな青色をしているのかについては、ミネラルやイオンが特定の波長の色を選択的に吸収・透過するという考えや、微生物の関与によるとの説明があるが、実はなかなか難しい質問であるという。
また、空の色や時間帯でも色は変化するとのことである。
火口の名前は有珠山から一文字を取って「有くん火口」と名付けられたという。(近くには珠ちゃん火口と名付けられた火口湖もある。)
私はこの「有くん火口」を金比羅火口展望台から遠く見下ろして見ただけだが、湖の近くまで歩いて行くことも可能なようである。
所在地→北海道洞爺湖町洞爺湖温泉
おまけ
ちなみに金比羅火口展望台からは眼下に洞爺湖の素晴らしさを満喫できる大パノラマや『珍小島』を眺めることもできる。
珍小島
↓珍小島をさらに詳しく知りたい方はこちら↓
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