椎根の石屋根倉庫群(対馬)




椎根の石屋根倉庫群(対馬)

 

石屋根倉庫は対馬で産出される板状の石で屋根を葺いた日本でも対馬にだけ見られるこの地方独特の高床式の建物である。

その起源は明らかではないが、古い伝統をもつといわれていて、古来穀物を中心とする食糧や日常生活用品を保管するために使われてきたという。

誤解を恐れずに 言えば石屋根倉庫とは「過疎化が著しい離島のさびれた寒村に建っている年季の入った今にも潰れてしまうのではないか?と心配になるようなおんぼろ小屋」である。

しかしながら、見た目にもかなりの重量になると 思われる板状の石が積み重ねられているその佇まいには圧倒的な重量感と決して無視できない存在感がある。

このどこか懐かしい哀愁漂うおんぼろ小屋は旅人の足を止めずにはいられないものがあり、ついつい魅入ってしまうこと請け合いである。

尚、以前は対馬の全島で 石屋根倉庫が作られていたそうであるが、近年では石屋根の維持が困難となり瓦屋根に吹き替えられてしまうものが多く、現在ではここ椎根地区を始め、厳原町の西海岸ににわずかに残っているに過ぎないため、このままでは石屋根の消滅が危惧される状況にあるという。

所在地→長崎県対馬市厳原町椎根

 

 

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