弁天池の沈み鳥居(名坂大池寺自然公園)
弁天池の沈み鳥居は小堀遠州が作庭した蓬莱庭園で有名な大池寺の周囲に作られている「名坂大池寺自然公園内」の「弁天池」の中に建てられている鳥居である。
弁天池は睡蓮が生い茂った大きな池で、その池の中の中心部に鳥居が建っている不思議な景観はとても幻想的で神秘的な趣がある。
尚、大池寺は天平年間(729~784年)に諸国行脚の高僧・行基がこの地(滋賀県甲賀市水口町名坂)を訪れた際に日照りに悩む農民のために灌漑用水として「心」という字の形に4つの池を掘り、その中央に寺を建立したと伝えられている名刹であるが、現在、大池寺の周囲は「名坂大池寺自然公園」となっていて、これらの池の所有者は「名坂区」であり、鳥居は大池寺のものではないとのことだった。
そこで池の周囲の草刈りをされていた地元の方、4人にこの鳥居のいわれや所有者を聞いてみたのだが、結局のところ、全員がよくわからないとの答えだった。
(残念ながら、この鳥居の由来を知ることはできなかったが、これらの池の水は昔は農業用水として使っていたこと、今では住宅街となって完全に田畑はなくなったという話を聞くことができた。)
しかしながら、実は名坂大池寺自然公園の中には八幡神社という神社が「やはり弁天池に隣接して」建てられている。
鳥居といえば一般的に神社に関係のあるものなので、おそらく沈み鳥居はこの八幡神社の鳥居であると思われるのだが、大池寺の方に聞いても、地元の方に聞いても「よくわからない」との答えだったので、詳細は不明である。
所在地→滋賀県甲賀市水口町名坂
おまけ:沈み鳥居のスライドショー
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