魔法神社
魔法神社はその和洋折衷した名前に興味の惹かれる神社である。
現地を訪ねると神社へと続く石段の前に「魔法神社」という石碑が建っていてテンションが一気に上がること請け合いである。
しかしながら、実はこの「魔法神社の最大の見所」は一番最初に目にする「魔法神社」という石碑である。
なぜならば、石段を登って行っても小さな社殿があるのみで特に案内があるわけでもなく、「あれ?何もないじゃん…」と拍子抜けをしてしまうからである。
ちなみに魔法神社の由来は現地の言い伝えによると
その昔、一匹の古ダヌキが南蛮渡来の船にまぎれて日本にやってきました。
その名を「キュウモウ」というこのタヌキ、化けるのがとてもうまく、この地方に住みつき人間と同じような生活をしていました。
また、いたずらが大好きで、人家に入っては悪いことばかりしていました。
困った人々はタヌキのいたずらではないかと円城寺の和尚にタヌキ退散の祈願をしてもらったところ、「キュウモウ」はタヌキの姿に戻ってしまい、「これからは牛馬の難儀を助け、火難、盗難を告げ、善家一司を守ります。だから助けて下さい」と涙を流して頼みました。
翌朝、境内には大きなシメナワが張ってあり、それきりタヌキは消えていなくなりました。
村人はそれからこの神社を「魔法さま」と呼び、牛馬の守護神として祭ったと云い伝えられているとのことである。
所在地→岡山県総社市槁
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