ゆうれい地蔵(幽霊地蔵・光福寺)




ゆうれい地蔵(幽霊地蔵・光福寺)

ゆうれい地蔵。この「ゆうれい地蔵」とは東京港区の光福寺というお寺にある、その名の通り、幽霊を生き写したかのようなお地蔵様のことである。

そのお姿は死者の魂がすぅ~っと抜け出したような姿をしていて、お顔立ちはのっぺりしていて、目・鼻・口・耳はない。

お体は骨が浮き出ているかのようで、足もない。

全体としてはお線香の煙が空に向かって立ち込めているかのような感じで、まさにお化け・幽霊といった感じである。

どうしてこのようなお姿をしているのかについては「もともとこのようなお姿をしていた」のか「風化してこのようなお姿になった」のかよくわからないらしい。

尚、港区に伝えられている話によると「このお寺の門前町の中にある一軒の飴屋に毎日決まった時刻に、雨の日でも傘をささずに飴を買いに来る母子がいて、不思議に思った飴屋の主人が後をつけていくとお寺の中に入っていったといい、後日、住職と共に後をつけていくとこの地蔵の前にたどり着いたという。

その後、住職がこの地蔵を毎日きちんと供養するようになると、その親子は現れなくなった」という。

また、この地蔵は「品川沖からあがり、亡くなった母親に代わって子供を育てた」という伝承もあり、現在では子安地蔵として信仰され、港区の有形民俗文化財にも登録されているという。

所在地→東京都港区高輪3-14-30(光福寺)

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