春日大社一之鳥居(日本三大木造鳥居)
春日大社の一之鳥居(一の鳥居、一ノ鳥居)は創建が平安中期頃とされる高さ7.75mの大鳥居で、厳島神社の大鳥居、気比神宮の大鳥居と並んで「日本三大木造鳥居」の一つとされるものである。
この鳥居は春日大社の本殿から約1,200m離れたところにあるが、この一之鳥居こそが春日大社の正式な参道入口である。
一之鳥居は康平6(1063)年の記録に初見する、朱色に塗られた鳥居の中でも「最古の鳥居の一つ」である。
一番上の真っ直ぐな横材と先細の支柱が特徴の鳥居としては最も早くからあるものの一つで、この様式は春日大社が発祥のため、「春日鳥居」という名で知られている。
現在の鳥居は寛永11(1638)年に再建されたもので、国の重要文化財に指定されている。
現在の形式は明神形で桶側式に檜厚板16枚を張り立てて円柱としている。
一之鳥居が建っている場所は今では市街地のメインストリートである三条通との境界に当たり、絶えず人や車の往来があるが、古くは春日大社と興福寺旧境内との境に立つ結界としての役割を持っていたとのことである。
尚、この一之鳥居が建っている場所はいわゆる奈良公園の中にあるので、人や車の往来が頻繁なだけではなく、当たり前のように鹿(シカ)の姿を見ることもできる。
油断しているといつの間にかにあっという間に鹿(シカ)に取り囲まれていたりするので、注意が必要である。
所在地→奈良県奈良市登大路町
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