社殿の奥に「想像を絶する深く大きな洞窟」がある『白山権現』




社殿の奥に「想像を絶する深く大きな洞穴」がある『白山権現(白山神社)』

白山権現(白山神社)は大分県旧野津町(現臼杵市)にある神社である。

この神社については社殿の奥に洞穴(洞窟)があるという情報があったが、それ以外には事前にほとんど何も情報を得ることができなかったため、特に期待をすることもなく訪ねた。

がしかし、現地を訪ねて洞穴(洞窟)の入口に立って、度肝を抜かれた。

なぜならば、その洞穴(洞窟)は想像を絶するほどに深く、そして圧倒的に大きな洞穴(洞窟)だったからである。

幅も深さも40m~50mくらいはあるのではないだろうか?

特筆すべきはその深さである。

通常洞穴(洞窟)と言えば入口部分以外は真っ暗な暗闇であるが、この白山権現(白山神社)の洞穴(洞窟)は開口部が大きくさらに地下深くへと穴が開いているからなのか洞穴(洞窟)内は明るく、その深い、深い洞穴(洞窟)の最深部まで、さらに洞穴(洞窟)内の全貌が肉眼でしっかりと見ることができる。

入口を遠めから見た瞬間はそこまで大きな洞穴(洞窟)だとは思わなかったのだが、いい意味で期待を大きく裏切られた。

洞穴(洞窟)内の最深部には十九体の石仏があるが、懐中電灯などがなくても容易に降りて行くことができる。

洞穴内の石造物は臼杵市の有形文化財に指定されている。

最深部以外にも洞穴(洞窟)内には石造物があり、全部で30数体の仏像がある。

また、洞穴(洞窟)は鍾乳洞のようになっていて、天井部分には蝙蝠が生息しているのが確認できた。

洞穴(洞窟)内はこれまでに体感したことのないような不思議な世界で太古にはここで人が住んでいたのではないだろうか?と思えるほどに大きな大きな地下空間である。

洞穴(洞窟)深くから後ろを振り返り、遠く入口を見上げた景観を見ていると「天の岩戸」はきっとこういうところだったんじゃないか?と思えるものがある。

この洞穴(洞窟)内の独特な世界観を実際に訪ねたことのない人に伝えるのは極めて困難なので、是非訪ねて感じてほしいものである。

所在地→大分県臼杵市野津町泊

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