鎌倉時代の「超高層集合墓地?」『まんだら堂やぐら群』とは?




まんだら堂やぐら群

まんだら堂やぐら群は鎌倉七口の一つ「名越切通」の中にある鎌倉周辺で最大級の規模を誇るやぐら群である。

尚、「やぐら」とは中世に鎌倉幕府が置かれた鎌倉周辺に限定して分布している極めて特殊な切り立った岩肌をくり抜いて造られた横穴式の墓である。

これは三方を山、一方を海に囲まれた天然の要害都市である鎌倉では必然的に平地が極端に少なく、人口が急増した鎌倉市中に墓所を営むことを幕府が禁止したため、やぐらが造られるようになったのではないかと推測されている。

現在、鎌倉周辺に点在しているやぐらの数は約1200基、土中深く埋もれたものを含めると2000基以上という資料もあれば一説には3000基~4000基のやぐらがあるとも言われている。

現在でも鎌倉を散策すれば至る所でこうした「やぐら」を目にすることができるが、このまんだら堂やぐら群は150以上のやぐらが集中して造られている鎌倉周辺で最大級の規模を誇るやぐら群であり、見渡す限りの岩肌を埋め尽くすようにやぐらが何列・何段にも連なって積み重なっている様子はこの世のものとは思えない圧倒的な景観で、とても言葉では言い表すことができない、ただならぬ気配と緊張感が満ち溢れている空間である。

所在地→神奈川県逗子市小坪7丁目

 

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