荒涼とした無機質な空間が広がる「恐山菩提寺」の『地獄めぐり』
恐山の境内の諸堂(堂宇伽藍)の左手には「地獄を彷彿」とさせる「硫黄の臭いが立ちこめた荒涼とした無機質な空間」が広がっている。
地蔵殿の左手の木の柵で遮られた向こう側が地獄めぐりのエリアとなるが、その入口部分はまさに「地獄への入口」という様相を呈している。
恐山の境内図(パンフレットより)
恐山の山内には108の地獄があるといわれている。
納骨塔
それにしても恐山とはよく言ったものである。
みたま石
無間地獄
大師堂
私は幼少期にその名を知った時に「恐山」=「恐ろしい山」であるのであろうと子供心ながらにそう思った。
まさに名は体を表す。
これほどまでに言い得て妙な景観はないのではないだろうか?
恐山を訪ねてあの世と見まがうおどろおどろしい雰囲気を堪能するのであれば、晴れではなく、どんよりとした曇り空や何なら小雨が降っている中で訪ねたい。
さらに靄(もや)が掛かり視界が遮られるようだとその景観はより一層地獄の様相を呈する。
風車がカラカラとまわり荒々しい岩場の合間から硫黄の臭いが立ちこめる様子は、まさに「地獄」である。
金堀地獄
重罪地獄
血の池地獄
千手観音
戦没者慰霊ノ碑
五智如来
筆塚
無縁佛
水子供養御本尊
所在地→青森県むつ市田名部宇曽利山3-2
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