日本最高の霊場!恐山菩提寺の境内にある『賽の河原』
恐山には賽の河原と呼ばれるところがある。
賽の河原とはこの世と冥途の間にある「三途の川」の『河原』であるとされている。
「賽の河原」といえば「石積みの刑」を思い浮かべる人が少なくないだろう。
「石積みの刑」とは親に先立って死んだ子供が「一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため」と親不孝を詫びながら、父母の供養のために小石を積み上げるとされるものである。
このため、賽の河原には無数の塔ができるが、その都度、地獄の鬼が現れて石積みを崩してしまうという。
このように何度子供たちが石を積んでも、地獄の鬼が石積みを崩して振り出しに戻してしまい、子供たちの苦労は永遠に報われることがないため、賽の河原という言葉は、「徒労」であったり、「報われることのない無駄な努力」といった意味でも使われている。
しかしながら、この説話には救いがあり、最後には地蔵菩薩が現れて子供たちは救われると言われている。
人はみな それぞれ 悲しき 過去持ちて 賽の河原に 小石積みたり
所在地→青森県むつ市田名部宇曽利山3-2
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