日本最古級の鳥居である『清池の石鳥居(荒谷原の鳥居)』(最上の三鳥居の一つ)
清池の石鳥居は平安時代後期の建立と推定される両柱の間が3mの凝灰岩製の鳥居である。
柱の上にのる笠木と島木は一つの石からなっていてほとんど直線的である。
柱の上方にあった貫や束は失われてしまったが、その痕跡が両方の柱に残っている。
柱は太く、上方がすぼまり、胴張りの感じがあって、力強く、古拙な趣がある。
「元木の石鳥居」「八幡神社の石鳥居」とともに「最上の三鳥居」の一つとされ、すぐ西側を古い街道である横街道が南北に走っている。
現在は東西に面して立っているが、鳥居は聖地への入り口という意味合いがあることから、もとは山寺に向かって立っていたものと考えられているという。
また、鳥居の周りには桜の木が植えられていて、隠れた桜の名所としても知られているという。
この石鳥居は今となっては貫や束が失われていることから、その姿は何かの門、入口といった面持ちとなっている。
所在地→山形県天童市石鳥居2丁目1−52
現地の看板
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